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ボーディングスクールって何?費用、メリット、デメリットについて紹介

ボーディングスクールとは

ボーディングスクールをご存知でしょうか。

ボーディングスクールとは寄宿学校を指します。もっともイメージしやすいのは映画ハリーポッターです。ハリーポッターの主人公たちが在籍していた全寮制の教育機関は、イギリスのボーディングスクールが舞台になっています。

世界中に存在するこれらの学校は、独特の教育体験と個人成長の機会を生徒に提供することで知られています。しかし、ボーディングスクールにはメリットとデメリットの両方があり、入学を検討する際にはこれらを十分に理解することが重要です。

今回は「ボーディングスクールって何?費用、メリット、デメリットについて紹介」と題して紹介したいと思います。

では早速どうぞ。

ボーディングスクールとはどんな場所?

ボーディングスクール(Boarding School)とは「寄宿学校」を意味しており、次世代のリーダーを育成する場所になります。

もっともイメージしやすいのは映画ハリーポッターです。ハリーポッターの主人公たちが在籍していた全寮制の教育機関は、イギリスのボーディングスクールが舞台になっています。

また、イギリスのウィリアム皇太子の長男、ジョージ王子も3歳でボーディングスクールに入学しています。

イギリスが起源とされ、スイス・イギリス・ドイツ・アメリカ、最近では日本を含むアジア圏など世界各国で3歳前後から18歳までの子どもたちが学んでいます。

寮生は「ボーダー」と呼ばれています。

ボーディングスクールの費用

規則や礼儀、道徳心などの生活態度、コミュニケーション能力、社会適応能力などさまざまな能力を身につけられるようにスケジュールやカリキュラムが組まれているボーディングスクール。

その分費用は高く、通学している子供の家庭はほぼ富裕層です。

≪ボーディングスクール費用目安≫(学費、寮費、食費、渡航費、雑費等含む総額)

イギリス :500~700万円
スイス :1,000~1,200万円
アメリカ :500~600万円
マレーシア :300~450万円
日本 :400~500万円

夢カナ留学HPより引用

ボーディングスクールの費用は、学校によって大きく異なりますが、一般的には年間数百万円から数千万円の範囲です。この費用には授業料のほか、寮費、食費、課外活動の費用などが含まれます。一部の学校では奨学金や金銭的援助を提供している場合もありますが、入学を検討する際には、これらの費用を十分に考慮することが重要です。

ボーディングスクールのメリット、デメリット

ボーディングスクールのメリット

集中的な学習環境: ボーディングスクールは、学業に専念できる環境を生徒に提供します。日常生活の気晴らしから離れ、学習に集中できるため、学業成績の向上が期待できます。

総合的な教育: 学術だけでなく、スポーツや芸術など、多岐にわたる課外活動に力を入れています。これにより、生徒は様々な分野で才能を伸ばすことができます。

国際的な視野: 多様な文化背景を持つ生徒との交流を通じて、国際的な視野を養うことができます。

自立心の養成: 寮生活を通じて、生徒は自己管理能力や自立心を養います。これは将来的に大学生活や社会人生活への移行をスムーズにします。

強固なコミュニティ: 密接なコミュニティを形成し、生涯の友人を得ることができます。

ボーディングスクールのデメリット

高い費用: 授業料、寮費、その他の費用がかかり、非常に高額になることがあります。

家族との離別: 特に若い生徒にとって、家族から離れることは精神的に難しい場合があります。

プライバシーの欠如: 寮生活では、個人の時間やプライバシーが制限されることがあります。

競争が激しい環境: 学術的、スポーツ的な競争が激しく、一部の生徒にはプレッシャーとなることがあります。

柔軟性の欠如: 厳格なルールがあり、個々の生徒のニーズに柔軟に対応することが難しい場合があります。

 

日本のボーディングスクール

関東地方

ラグビー・スクール・ジャパン(2023年9月開校予定、千葉県柏市): イギリス式教育(IGCSE、Aレベル)を提供し、Year 7から13までの生徒を受け入れます。週7日または週5日の寮生活が可能で、北海道に自然体験用のキャンパスも持っています。

中部地方

ユナイテッド・ワールド・カレッジ ISAKジャパン(2014年開校、長野県軽井沢町): 国際バカロレア認定校で、9年生から12年生までの全寮制です。

白馬インターナショナルスクール(2022年開校、長野県白馬村): 自然に根差した独自のプログラムを提供し、7年生から9年生(2023年以降、毎年1学年ずつ追加し、最終的には12年生まで受け入れ予定)を対象としています。

東北地方

ハロウ・インターナショナルスクール安比ジャパン(2023年開校、岩手県八幡平市安比高原): 日本で最初のイギリス系ボーディングスクールとして、Year 7から13までの全寮制で、安比高原の自然を取り入れた授業やクラブ活動を提供します。

北海道

北海道インターナショナルスクール(1958年開校、北海道札幌市): 幼稚園から高校までの一貫教育を提供し、寮生活が可能です(寮に入ることができる年齢は要問合せ)。

日本のボーディングスクールの入学条件

学業成績
成績証明書や過去の学業成績が評価されます。特に、国際バカロレア(IB)プログラムなどを提供する学校では、関連する学業の基準を満たしていることが求められる場合があります。

語学力
英語を教育言語とする学校では、英語力の証明が必要になることがあります。TOEFLやIELTSなどの公式英語試験のスコアが要求される場合もあります。

面接
学生本人と保護者を対象とした面接が行われることが一般的です。面接では、学生の学校への適応能力、コミュニケーション能力、学校生活への期待などが評価されます。

推薦状
現在の学校からの推薦状が求められることがあります。推薦状では、学生の学業成績、人格、特技などが評価されます。

入学試験
学校によっては、独自の入学試験を実施している場合があります。試験内容は、英語、数学、一般教養など、学校によって異なります。

健康状態
全寮制の学校生活を送る上で、学生の健康状態が良好であることが求められます。医師による健康診断書の提出が必要な場合があります。

その他の資料
学生の趣味、特技、課外活動の参加状況などを示すポートフォリオや、その他の資料の提出を求められることがあります。

これらの条件は、具体的な学校やプログラムによって異なるため、興味のあるボーディングスクールの公式ウェブサイトを確認するか、直接問い合わせることをお勧めします。

まとめ

ボーディングスクールは、生徒にとって学業成績の向上、自立心の養成、国際的な視野の拡大など、多くのメリットを提供します。しかし、高額な費用、家族との離別、プライバシーの欠如など、考慮すべきデメリットも存在します。これらの学校が提供する独特の教育体験と個人成長の機会を最大限に活用するためには、メリットとデメリットを慎重に比較し、生徒の個性やニーズに合った学校を選択することが重要です。

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

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