2023年6月11日放送の「日曜日の初耳学」に天才画家・濱口瑛士(はまぐちえいし)さんが出演されます。
濱口瑛士さんは、子供の頃アスペルガー症候群と診断され、人とのコミュニケーションが苦手です。
またディスレクシアという特徴があり、文字を書くことが難しく、学校生活は辛いものだったようです。
不登校を乗り越え、濱口瑛士さんはいかにして画家として活動されるようになったのでしょうか。
濱口瑛士さんの経歴やプロフィールをまとめて紹介します。
今回は「天才画家濱口瑛士(はまぐちえいし)はディスレクシア?経歴やプロフィールを紹介「日曜日の初耳学」」と題し紹介します。
この記事でわかること
- 濱口瑛士のプロフィール
- 濱口瑛士の経歴
- ディスレクシアとは?
では早速本題に行きましょう!ご覧ください!
濱口瑛士のプロフィール
本名:濱口瑛士(はまぐちえいし)
職業:画家
出身地: 東京都世田谷区
生年月日:2002年
尊敬する人:ローマ皇帝アウグストゥス、教皇ヨハネパウロ2世
言語IQ133。
好きな言葉:「君の覚えた小さな技術をいつくしみ、その中でやすらえ」(マルクス.アウレリウス.アントニヌス帝)
濱口瑛士さんは障害を持っているようにはとても見えません。
濱口さんは、一般的なマナーを身につけるため、年長から中学2年生までソーシャルスキルトレーニングを受けていたそうです。
アスペルガー症候群は、病気と違い治ることはないので、訓練をするしかないのだそうです。
濱口さんの母園子さんは「療育」に相当な努力をされたそうです。
濱口瑛士の経歴
3歳頃から絵を描き始める。
物語を作ることも得意だった。
2015年 初の作品集「黒板に描けなかった夢〜12歳、学校からはみ出した少年画家の内なる世界」(ブックマン社)を出版。
2017年11月 作品集「書くこと と 描くこと」(ブックマン社)を出版。
2018年6月 初めての絵本「ダビッコラと宇宙へ」を、雑誌MOE(白泉社)にて発表。
2018年11月 絵本「ともだちってどんなひと?」( 埼玉福祉社 ) 発売。
2021年4月 絵本「ぼくと目の見えない内田さんがであった話」( 埼玉福祉社 ) 発売。
東京大学先端科学技術研究センターと日本財団の共同プロジェクト「異才発掘プロジェクトROCKET」第1期生
ディスレクシアとは?
ディスレクシアは、学習障害のひとつのタイプとされ、全体的な発達には遅れはないのに文字の読み書きに限定した困難があり、そのことによって学業不振が現れたり、二次的な学校不適応などが生じる疾患です。
国立研究開発法人 国立成育医療研究センター公式HPより引用
濱口さんはディスレクシアの特徴があり、字を書くのが苦手です。
字には決まった形があり、その通りに書かなければいけないのが絵との違いと本人が語っています。
字を書くのが苦手な為、学校生活のルールに適応できず、苦しまれてきたそうです。
濱口さんがその頃描いていた絵には、疎外感を感じる濱口さん自身が描かれています。
また、とても緻密な絵の中に、動物のようなキャラクターはいますが、人間は登場しません。
そしてその濱口さんの描く絵の才能に目をつけたのが東大教授であり、異才発掘プロジェクトの責任者でもある中邑賢龍教授です。
異才発掘プロジェクトとは
日本財団と東京大学先端科学技術研究センターは、異才を発掘し、継続的なサポートを提供することで、将来の日本をリードし技術革新をもたらす人材を養成することを目指し、2014年12月に「異才発掘プロジェクト ROCKET(Room Of Children with Kokorozashi and Extraordinary Talents)」を始めました。(※2021年6月より新しいプログラムに移行しています)
このプロジェクトは、突出した能力はあっても、現状の教育環境に馴染めず不登校傾向にある小・中学生を選抜し、継続的な学習保障及び生活のサポートを提供するものです。
中邑賢龍教授は「人と仲良くしなさいとは言わない。」
「1人でやりたいことがあれば、それを応援する。」とこのプロジェクトの授業で言われていたのが印象的でした。
このプロジェクトを経て、濱口さんは人間を描くことができるようになり、仕事の依頼も増えました。
ところが、それは自分が描きたい絵ではないとの葛藤も抱えています。
求められるものと表現したいものの違いは、ミュージシャンなど、表現者が皆持つ悩みなのかもしれませんね。
そんな濱口さんに中邑教授は「頑張らずに淡々と好きなことを進めてください。」
と言われていました。
これから濱口さんがどんな絵を描かれるのか気になります。
まとめ
今回は「天才画家濱口瑛士(はまぐちえいし)はディスレクシア?経歴やプロフィールを紹介「日曜日の初耳学」」として紹介しました。
濱口瑛士さんは小さい頃、ディスレクシアで学校生活に馴染めず苦労をされたそうですが、
東大の中邑教授との出会いで人生が大きく変わり、画家として活動されています。
不登校生徒が増え続けている今日。
濱口瑛士さんのような素晴らしい才能を持つ人も、平凡な人もそれが自分だと自信を持てる社会になることを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。